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2026/07/11UTM

コピー機・ルーターの初期パスワードは必ず変更を|工事・設定でおさえておきたい基礎知識

名古屋で創業して20年、OA機器販売と安心丁寧なサポートに定評のあるエムズショップ株式会社です。

複合機(コピー機)やルーター・UTMなどのオフィス機器には、工場出荷時にメーカーが設定した「初期管理者パスワード」があらかじめ登録されています。設置工事や各種設定を行う際には、この管理者権限でのログインが欠かせません。

一方で、この初期パスワードは取扱説明書やメーカーサイトで公開されていることが多く、そのまま使い続けると不正アクセスや情報漏えいのリスクにつながります。本コラムでは、複合機とルーター・UTMの初期管理者パスワードの考え方を整理したうえで、「導入時に必ず変更しておくべき理由」と「安全なパスワードへの変え方」をわかりやすく解説します。

※本記事に記載する初期値は、あくまで代表的な一例です。メーカー・機種・ファームウェアのバージョンによって異なる場合があります。正確な情報は必ずお使いの機器の取扱説明書・管理者ガイドをご確認ください。

初期管理者パスワードとは

初期管理者パスワードとは、工場出荷時にメーカーが設定している、機器の「管理者モード(管理画面)」にログインするためのパスワードのことです。

管理者モードに入ると、通常の操作では触れられない詳細な設定を変更できます。たとえば複合機であれば、次のような項目です。

  • ネットワーク設定(IPアドレス、DNS、プロキシなど)
  • FAX受信のメール転送設定
  • スキャンデータの送信先(フォルダ・メールアドレス)
  • ユーザー認証・部門コードの設定
  • 節電・タイマー設定

ルーターやUTMであれば、インターネット接続設定、Wi-Fiの暗号化設定、ファイアウォールやVPN、アクセス制御などが該当します。いずれもオフィスのネットワークとセキュリティの根幹に関わる設定です。

通常は設置時に販売店・工事担当者が管理者モードに入り、お客様の環境に合わせて初期設定を行います。そのため、日常業務で管理者パスワードを意識する場面は多くありませんが、拠点移転やレイアウト変更、機器の入れ替えといったタイミングでは把握しておくことが重要になります。

なぜ工事・設定のときに管理者パスワードが必要なのか

複合機やルーターの設置工事では、次のような作業のために管理者ログインが必要です。

  • 複合機をオフィスのネットワークに接続し、印刷・スキャン・FAXを使えるようにする
  • スキャンやFAXの送信先を登録する
  • ルーター・UTMでインターネット接続やWi-Fi、セキュリティ機能を設定する

つまり管理者パスワードは、「機器を安全かつ正しく使える状態にするための鍵」です。だからこそ、工事が終わって運用を始める前に、初期値から自社専用のパスワードへ変更しておくことが、そのままセキュリティ対策になります。

複合機(コピー機)の初期管理者パスワード【代表例】

主要メーカーの複合機で使われている、代表的な初期管理者パスワードの一例です。同じメーカーでも機種や発売時期によって異なるため、必ず取扱説明書もあわせてご確認ください。

メーカー ユーザー名(例) パスワード(例)
富士フイルム(旧富士ゼロックス) 11111 x-admin
キヤノン Administrator 7654321
リコー admin (初期は未設定、またはマニュアルに記載)
シャープ admin admin
コニカミノルタ (機種による) 000000 など
京セラ Admin Admin
東芝 (機種による) 123456 など

扱ううえでの注意点

  • 上記はあくまで「代表的な初期値」であり、すべての機種への適用を保証するものではありません。
  • 販売店・保守業者が設置時にすでに変更している場合は、この初期値ではログインできません。
  • リコーのように初期値を公開せず、同梱資料やマニュアルにのみ記載しているメーカーもあります。
  • 管理者パスワードは、正当な管理権限を持つ担当者だけが扱う情報です。社外や不特定多数に共有しないでください。

初期管理者パスワードは、付属の説明書や「本機を安全にお使いいただくために」といったセキュリティ関連資料に記載されているのが一般的です。まずは設置時の書類・マニュアルをご確認いただき、分からない場合は保守会社やメーカーサポートへお問い合わせください。

ルーター・UTMの初期管理者パスワード【代表例】

ルーターやUTMも、管理画面にログインするための初期パスワードが設定されています。ただし近年は、初回アクセス時にユーザー自身でパスワードを設定させる(固定の初期値を持たない)機種が増えています。これはセキュリティ上、望ましい傾向です。

メーカー・機種 初期パスワードの傾向(例)
バッファロー(Wi-Fiルーター) 製品本体のラベルに記載、または初回設定時に登録
NEC(Aterm シリーズ) 初回アクセス時に管理者パスワードを登録する方式が主流
ヤマハ(RTX など業務用) 初期は管理パスワード未設定。導入時に必ず設定する
エレコム 本体ラベル記載、または admin など
フォーティネット(FortiGate/UTM) ユーザー名 admin・パスワードは空欄で、初回ログイン時に必須で変更を求められる

ルーター・UTMで特に気をつけたいこと

  • 多くの機種で、初期パスワードやログイン情報は本体裏面・側面のラベルに印字されています。まずはラベルをご確認ください。
  • インターネットに直接つながる機器のため、初期値のまま/推測されやすいパスワードのままだと、外部からの攻撃対象になりやすくなります。
  • Wi-Fiの「管理画面パスワード」と「接続用パスワード(暗号化キー)」は別物です。両方を適切に管理しましょう。

初期パスワードのまま使い続けるリスク

初期管理者パスワードは、マニュアルやインターネット上で公開されている場合が多く、第三者にも容易に推測されます。そのまま使い続けると、次のようなリスクが高まります。

  • 外部からの不正アクセス:初期値は広く知られているため、狙われやすくなります。特に初期パスワードのまま運用されている機器は、攻撃者にとって格好の標的です。
  • 機密情報の閲覧・改ざん:複合機のアドレス帳、ジョブ履歴、スキャンデータなど、機密性の高い情報にアクセスされる恐れがあります。
  • 設定の勝手な変更:FAXの転送設定やユーザー認証を変更されると、情報漏えいや業務停止につながりかねません。

人事・経理・医療・法律など、センシティブな情報を扱う部門では、特に早めの見直しをおすすめします。

だからこそ「初期パスワードは必ず変更」を

エムズショップでは、機器の導入・設置後、できるだけ早いタイミングで会社独自の管理者パスワードへ変更することをおすすめしています。安全なパスワードにするためのポイントは次のとおりです。

  • 他のサービスと使い回さない、その機器固有のパスワードにする
  • 「aaaaaa」「123456」のような規則的な並びや、英単語そのものは避ける
  • 会社の電話番号・法人番号など、第三者が推測しやすい情報は使わない
  • ある程度の長さ(英大文字・小文字・数字・記号の組み合わせ)を確保する

なお、総務省は「意味のない定期変更」よりも、他サービスと共有しない固有の強いパスワードを使うことを推奨しています。むやみに変更を繰り返すと、かえって単純なパスワードへ流れやすくなるためです。

(参考:総務省「国民のためのサイバーセキュリティサイト」)

パスワード変更の基本的な流れ

機種によって手順は異なりますが、複合機・ルーターとも、おおまかな流れは共通しています。

  1. 管理画面(管理者モード)に、現在のユーザー名・パスワードでログインする
  2. 「セキュリティ設定」「管理者設定」などのメニューを開く
  3. 「管理者パスワードの変更」を選ぶ
  4. 新しいパスワードを入力し、確認用にもう一度入力する
  5. 保存して完了(機種により再起動が必要な場合があります)

設定変更に不安がある場合や、変更後の運用ルールづくりまで含めてご相談されたい場合は、エムズショップまでお気軽にお問い合わせください。

パスワードを忘れてしまったときは

初期値から変更した後にパスワードを忘れてしまった場合、セキュリティの都合上、多くの機器では管理画面から確認することができません。

  • まずはユーザー名・パスワードの入力ミスがないかご確認ください。
  • 解決しない場合は、機器のマニュアルで「パスワードの初期化」に対応しているかをご確認ください。
  • それでも解決しない場合は、保守会社または各メーカーのサポート窓口へお問い合わせください。

エムズショップで保守をお任せいただいているお客様は、当社までご連絡ください。状況を確認のうえ、再設定をサポートいたします。

機器の導入・設定・セキュリティ対策はエムズショップへ

エムズショップでは、複合機・ビジネスフォン・UTM・ネットワークカメラなどの導入から、設置・設定、パスワードを含むセキュリティ運用、アフターフォローまでワンストップで対応しています。創業20年、名古屋で地域密着のサポートを続けてまいりました。

「初期設定のまま使っていて不安」「安全な運用ルールを整えたい」といったご相談も歓迎です。お気軽にお問い合わせください。

よくある質問(FAQ)

Q. 危険なパスワードとはどのようなものですか?
A. 「aaaaaa」「123456」のような規則的な並びや、英単語そのもの、極端に短い文字列は避けましょう。会社の電話番号や法人番号など、第三者が推測しやすい情報も使わないようにしてください。

Q. 管理者パスワードは定期的に変更すべきですか?
A. 総務省は、パターン化や使い回しを招く定期変更よりも、他サービスと共有しない固有の強いパスワードを使うことを推奨しています。まずは「使い回さない・推測されにくい」パスワードにすることが大切です。

Q. 管理画面にログインできないときは?
A. まず入力ミスをご確認のうえ、マニュアルの手順を見直してください。それでも解決しない場合は、保守会社または各メーカーの窓口へご相談ください。

まとめ

複合機やルーター・UTMには、メーカーが設定した初期管理者パスワードがあり、工事や各種設定の際に必要になります。ただし初期値は公開されていることが多いため、導入時に必ず自社専用のパスワードへ変更しておくことが、情報漏えいや不正アクセスを防ぐ基本的な対策です。

まだ初期パスワードのままの機器がある場合は、本記事やマニュアルを参考に、なるべく早めの変更をおすすめします。設定や運用ルールづくりでお困りの際は、エムズショップまでお気軽にご相談ください。

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