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2026/09/29ホームページ制作

制作会社を乗り換えるときの手順と注意点

「今の制作会社に不満はあるけれど、乗り換えるとホームページが消えてしまいそうで怖い」。名古屋で中小企業や個人事業主の方からご相談を受けるとき、制作会社の変更はこの不安がいちばんの壁になっています。実際には、手順を間違えなければサイトを止めずに乗り換えることは可能です。この記事では、乗り換えを考え始めた段階で確認しておきたいこと、進める順番、そして途中でつまずきやすい点を整理します。

乗り換えを考える前に確認する3つのこと

最初にやるのは、新しい制作会社を探すことではなく、今の契約の中身を確かめることです。確認したいのは次の3点です。

一つ目は、ドメイン(○○.comなどのアドレス)の名義が誰になっているかです。自社名義であれば乗り換え後もそのまま使えますが、制作会社の名義で取得されている場合は、譲渡してもらう手続きが必要になります。二つ目は、サーバーの契約者です。制作会社が自社のサーバーに同居させている形だと、解約と同時にデータが消えることがあります。三つ目は、契約書に書かれた解約の条件です。最低契約期間、解約の申し出は何か月前までか、解約時にデータを渡してもらえるか、といった項目を読み直しておきます。

この3点は、今の制作会社に聞かなくても、契約書や過去のメール、ドメインの登録情報を調べることでかなりの部分が分かります。聞く前に手元で確認しておくと、その後の話がスムーズになります。

手順1:現状のバックアップを手元に置く

乗り換えの話を制作会社に伝える前に、今のホームページの内容を自分の手元に残しておきます。各ページの文章を文書ファイルにコピーする、写真やロゴの元データを集める、というだけでも十分です。管理画面にログインできるなら、WordPressのエクスポート機能で記事データを書き出しておくとより安心です。

これは制作会社を疑うためではなく、万一のやり取りのもつれで表示が止まったときに、新しいサイトをすぐ作り直せる状態にしておくためです。文章と写真が手元にあれば、サイトそのものが消えても致命的にはなりません。

手順2:新しい制作会社に「移行に必要なもの」を聞く

次に、乗り換え先の候補に「今のサイトから何を用意すればよいか」を確認します。多くの場合、必要なのはドメインの管理情報、現在のページの文章と写真、そして公開したい日程です。今のサイトの仕組みが分からなくても、URLを伝えれば向こうで確認してもらえるのが普通です。

このとき、新しいサイトのドメイン名義とサーバー契約が誰になるのかも聞いておきます。今回の乗り換えで苦労した点をまた繰り返さないために、次は自社名義にできるか、あるいは契約書で解約時の扱いが明記されているかを確かめておくと、将来の選択肢が広がります。

手順3:新サイトを先に作り、公開の直前に切り替える

順番として大切なのは、「今のサイトを解約してから新しいサイトを作る」ではなく、「新しいサイトが完成してから切り替える」ことです。新サイトは仮のアドレスで先に作り込み、内容を確認したうえで、ドメインの向き先を新しいサーバーに変更します。この切り替え自体は数時間から1日程度で反映されることが多く、閲覧者から見ると表示が途切れる時間はほとんどありません。

切り替えが済んで新サイトが正常に見えることを確認してから、旧制作会社への解約手続きを進めます。解約の申し出期限が「○か月前まで」と決まっている場合は、切り替えの見込み日から逆算して、その期限に間に合うよう伝えておく必要があります。

つまずきやすい点

まず、メールアドレスです。ホームページと同じドメインで会社のメール(info@○○.comなど)を使っている場合、ドメインの設定を変えるとメールが届かなくなることがあります。切り替えの前に、メールをどこで受けているかを新旧どちらの会社にも伝え、メールの設定を引き継ぐ段取りを確認してください。

次に、検索結果への影響です。ページのアドレスが変わると、それまで検索で表示されていたページが一時的に見つかりにくくなることがあります。主要なページについては、旧アドレスから新アドレスへ自動で転送する設定(リダイレクト)を依頼しておくと、影響を小さくできます。

最後に、旧制作会社との関係です。乗り換えを伝えるときは、不満を並べるより「契約を終了したいので、ドメインの譲渡手続きとデータの引き渡しをお願いしたい」と、必要な手続きを具体的に伝える方が話が早く進みます。感情的なやり取りになると、譲渡やデータ提供に時間がかかることがあります。

乗り換えないという選択もある

手順を並べてみると、乗り換えには相応の手間があります。今の不満が「更新の反応が遅い」「費用が高い」といったものであれば、まず今の制作会社に条件の見直しを相談する方が早いこともあります。乗り換えを決める前に、何が解決すれば今のままでよいのかを一度書き出してみると、判断しやすくなります。

まとめ

制作会社の乗り換えは、ドメインとサーバーの名義、解約条件の確認から始め、手元にバックアップを残し、新サイトを先に完成させてから切り替える、という順番を守れば、ホームページを止めずに進められます。メールとリダイレクトの引き継ぎだけは、事前に必ず確認しておきたい項目です。

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